聖徒団信仰Q&A

聖徒団信仰Q&A〈第56回〉節分

質問ちゃん
なぜ節分に豆をまくのですか?(茨城県 70代 女性)
お答え上人
「節分」は文字通り「季節を分ける」という意味で、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日を言います。
 陰暦では、立春は年末年始となりますので、特に立春前の節分が重要視されるようになって行きました。
 節分の日に豆まきをしますが、これを「追儺(ついな)」や「鬼遣(おにやらい)」と言います。「追儺」の儺は難と同義の字で、疫鬼や疫神を払う儀式のことです。
 中国で大晦日に行われていた「大儺」という宮中行事が、やがて民間に広まったものとされています。葦の戟(ほこ)や桃の杖で疫鬼を追ったり、桃の弓と葦の矢で鬼を射たりしていたようですけれども、当初は、豆は使わなかったようです。
 豆まきは、平安時代、宇多天皇の御代に鞍馬山の鬼が都に出てきたので、三石三斗の豆を投げつけてこれを追い払ったという言い伝えから始まったという説や、中国の漢の時代に、小豆や五穀を投げつけて、鬼気を払う風習からきているとの説があります。一般に行われるようになったのは、室町時代に入ってからのようです。
 豆(大豆)は「魔滅(まめ)」に通じ、炒ることで「魔の目を射る」「魔を滅する」という意味が込められ、邪気を払うと考えられて、豆を撒くようになったとも言われています。
 なお、日蓮宗系の、鬼子母神様をお祀りしている寺院では、豆まきの際、「鬼は外」とは言わずに「福は内」の掛け声だけで豆を撒く場合もあります。鬼子母神さまは、法華経の陀羅尼品に説かれる法華経の行者を守護する善神です。
 日蓮大聖人は、『時節到来抄』という御遺文に「節分は年を分くる時節也。(中略)此の砌(みぎり)に祈祷あれば石の雨の如く、鬼神の眼にあたりて人を痛(なやま)さず。」と述べておられます。
 「豆まき」をするかどうか、「鬼は外」と唱えるかどうかは別として、節分という節目に、しっかりと法華経のお祈りをすることを心掛けたいものです。

*このコーナーでは、聖徒の皆さんからの質問を募集しています。

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