首導月訓 平成29年の月訓

首導月訓(平成29年11月)

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◆「人間は神様ではないから」ということばを聞くことがある。「人間は過ちを犯すもの。失敗はやむを得ないこともあるから許されるべき」という意味に使われているようである。事実として間違いをしない人間はいないし、再起更正については寛容であることが望ましいであろうが、そのことを「人間は神様ではない」と表現してしまうと、それこそ大きな誤りを犯すことに繋がってしまいかねない。

◆人間が犬や猫と違うのは、動物に神様がクロスされているところにある。動物ではあるけれども、神様でもあるのが人間なのである。人間の中で偉大であると思われるところが神様の部分である。品性下劣と思われるところが動物の部分である。神様の部分を除いてしまうと、人間は動物と同じになってしまう。

◆犬や猫は、何をしても「仕方ない」ということになる。物事の是非を弁えることを期待されないからである。人間の行いは、事と次第によって不都合であるといわれることがある。物事の是非を弁えていることが前提となるからである。この相違は極めて大切である。過ちを犯しても咎められないとすれば、人間ではないと思われているということになってしまうのである。

◆人間に具わる神様の部分を少しでもたくさん現すことの喜び、楽しみに気付かなくてはならない。この楽しみを味わうのは、私たちの大いなる権利である。この権利を放棄する手はない。人間は神様ではない、といってこの権利を捨ててしまうのは、疫病神と仲良くしたり、悪魔の手先になったりすることを志願することなのである。

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