今月の法話 令和2年の法話

今月の法話(令和2年2月)

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霊山浄土(りょうぜんじょうど)()たらん最勝(さいしょう)()尋た()ねて戒壇(かいだん)建立(こんりゅう)すべき(もの)か。(とき)()つべきのみ。

 

『三大秘法禀承事』

弘安4年4月。聖祖60歳。全:p487

最勝(さいしょう)()

「本門の戒壇」についての御教示です。

日蓮大聖人さまの仏法は、「本門の題目」(祈り)、「本門の本尊」(悟り)、「本門の戒壇」(行い)の三大秘法です。

祈り、悟り、行いの三つが完全に揃っていなければ、真の宗教とは言えません。この三要素が円満具足している宗教は、日蓮仏教だけです。

祈りとは、寿量ご本仏の神秘を信じること。悟りとは、寿量ご本仏と自分自身とが一体であると解ること。行いとは、寿量ご本仏の悲願を相続し、ご本仏のいのちを生きること。

この三つは一体ですが、祈りは初信の、悟りは中信の、行いは終信の境地となります。ですから、日蓮大聖人さまも、この順序で教えを説かれました。私たちが目標として行くべきは、本門の戒壇の建立です。

しかし、「時を待つべきのみ」。ことを急いではなりません。とは言え、その時がやって来るように、精進努力を怠ってはなりません。言い換えれば、本門戒壇建立に向けて日蓮門下が総和して行くことが、本門戒壇の行いです。

「最勝の地」とは何でしょうか。霊鷲山は、言うまでもなく、釈尊が法華経をお説き示しになったとされる地であり、仏が「常に此に住して法を説く。我常に此に住す」(寿量品)る場所、仏が常にそこにおいでになり、法をお説きになっておられる所です。だからこそ「最勝の地」なのです。

「法妙なる故に人貴し、人貴き故に処尊し」(『法華宗内証佛法血脈』)です。

この最勝の地である「霊山浄土に似た」場所と言えば、もちろん、身延山をおいて他にはありません。

日蓮大聖人さまは、晩年の九箇年間を身延山でお過ごしになられました。

「縦(たと)ひ、いづくにて死に候とも九箇年の間心安く法華経を読誦し奉り候山なれば墓をば身延山に立てさせ給へ。未来際までも心は身延山に住む可く候。」(『波木井殿御書』)。

日蓮大聖人は、身延山で「常住此説法 我常住於此」されると仰ったのです。だからこそ、身延山久遠寺の祖師堂は「棲神閣(日蓮大聖人の神〔たましい〕が棲まれる堂宇)」と呼ばれます。

令和2年4月11日(土)~12日(日)、聖徒団の第55回全国結集身延大会が開催されます。ともに最勝の地にお参りし、ご本仏、大聖人の念願の継承を誓い、聖徒団の総和の理想の幟旗を掲げましょう。

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