聖徒団信仰Q&A

聖徒団信仰Q&A〈第18回〉「倶生神黙示」

質問ちゃん
問 先日、団長上人から「モクジ」ということを伺ったのですが…。(北海道70代女性)
お答え上人
答 「黙示」のことですね。詳しくは、倶生霊神黙示と申します。
 倶生霊神の御守護は、さまざまな形で顕れますが、その一つが「黙示」です。これから起こることを予め知らせる兆し、前触れ、予兆のことです。
「いよいよ強盛に天に申せしかば、頭の白き烏とび来ぬ。彼の燕のたむ(丹)太子の馬、烏の例(中略)此なりと申しもあえず、文永十一年二月十四日の御赦免状、同三月四日に佐渡の国につきぬ」(『光日房御書』)
 中国の五胡十六国の燕の太子丹は、秦の人質となっていた時、帰国を望みましたが、始皇帝に「烏の頭が白くなり、馬に角が生えたら許す」と言われてしまいましたが、丹が天を仰いで嘆くと、烏の頭が白くなり、馬に角が生えて許されました。右の祖文には、この故事が踏まえられています。大聖人さまが、佐渡から帰りたい、と強盛に祈っておられると、頭の白い烏を御覧になり、丹の故事を思って、やがて戻れるであろうと察せられたところ、赦免状が届いたのです。
大聖人さまは「天台大師の云く『世人おもえらく、蜘蛛(ちしゅ)掛かれば則ち喜び来たり、 (かんじゃく)鳴けば則ち行人(こうじん)至ると。小すら尚徴有り、大焉(なん)ぞ瑞無からん。近きを以て遠きを表す』等云々」と天台大師のお言葉を引用されながら、物事が起こる時には、予兆があることを教示されておられます(『瑞相御書』)
 今日でも、朝のクモは縁起がよい、とか、カササギが巣を作ると火事にならない、などとも言われています。このことだけですと、あたかも迷信のごとくでもありますが、創祖は、日常生活の様々な場面で、この倶生霊神黙示の御守護を御自身で体験されたことを述べておられます。具体的に何が吉兆で何が凶兆かは、ここでは記しきれませんが、倶生霊神符を着帯して、お題目信仰を続けていると、段々と黙示に気付くことが増えることでしょう。

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