首導月訓 平成31年の月訓

首導月訓(平成31年2月)

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◆風当たり、という言葉がある。文字通り、風が吹き当たることであるが、転じて、世間から受ける批判や非難のことをいう。

◆日蓮大聖人さまは、まことに風当たりの強かった方である。『開目鈔』に「既に二十余年が間この法門を申すに日日、月月、年年に難かさなる。少少の難は数しらず、大事の難四度なり。二度はしばらく措く、王難すでに二度に及ぶ。今度はすでに我が身命に及ぶ。」と述懐されておられる。そのご生涯は、暴風のふきすさぶ中を疾走された如くであられたといっても、言葉が足りないであろう。

◆この風当たりを、仏教では三障四魔と言う。実は、正しき行いをし、法華経を弘めようとすると、必ず三障四魔が起こって来るのである。

◆風が吹いていなくとも、走れば風に当たる。走る速さが増せば増すほど、風当たりは強くなる。風無きところにも風が起こり、風が当たるようになるのである。

◆向上心を持って、正しいことをすると、周囲の何でもないものが、皆な障碍になって来る。人生の問題はこれである。

◆「麦は踏まれて強く育つ」。人生にこうした試練があるのは、人間の力を揮い起こさせるための仏意である。運命を切り拓き、人生の理想を志す者は、必ず魔の試験を受ける。

◆物事がうまく行かないと感じたとしても、(ひる)んだり腐ったりしてはならぬ。
倶生霊神符を着帯し、九識霊断法の指南を受け、何が起こっても、むしろ仏意に適っているからと信じて、立ち向かうべきである。順風満帆を、むしろ警戒すべし。

日蓮宗聖徒団首導 髙佐日瑞

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