聖徒団信仰Q&A

聖徒団信仰Q&A〈第10回〉「創祖」③

質問ちゃん
問 創祖はどんな方だったのか教えてください。 (和歌山県 70代 男性)
お答え上人
答(承前)昭和10年に本所善行院の住職となられ、関東大震災の被害から再興されたのも束の間、昭和20年3月10日の東京大空襲により全山が烏有に帰してしまいました。戦後、ただちに復興に取り掛かられ、21年の春には、十五坪半のバラックをお建てになりました。経典、御書を始め、参考資料も全て失われてしまった中、昭和24年5月、『十字佛教』を著され、祖国再建の国民精神運動の旗幟を掲げられました。そして、上野や数寄屋橋、或いは小岩などで街頭伝道を行われましたが、時代の求めるところと合わず、成果は上がりませんでした。
 そこで、かねてから創始し研究を続けておられた九識霊断法を布教伝道の柱とされることとし、聖徒団の活動を開始され、昭和25年9月、十字佛教聖徒団の創立に漕ぎ着けられました。
先達となる信徒に霊断法を伝授するなどして教線を拡大していましたが、昭和29年10月、相伝の対象を日蓮宗を始めとする蓮門の教師資格者などに拡大し、日蓮宗霊断師会が設立の運びとなりました。
 昭和32年2月11日、現在の本部幸龍寺に入山され、蓮門江戸五山の一に数えられる名刹の復興に着手されました。昭和37年4月、新本堂落慶、霊断師会の本部が善行院から幸龍寺に移されました。昭和40年6月6日、日蓮宗聖徒団全国結成身延大会を開催、戦後の宗教史に新たな一頁を加えられました。
 翌41年4月8日、奇しくも釈尊御降誕の聖日、上顎癌にて遷化。世寿71歳でした。本年で五十五周忌となられます。

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