聖徒団信仰Q&A

聖徒団信仰Q&A〈第12回〉「行道袈裟・行道服」

質問ちゃん
問  団長上人の法衣について教えてください。(神奈川県60代女性)
お答え上人
答 霊断師独特の法衣に、行道袈裟と行道服があります。いずれも、創祖が自ら考案されたものです。
 霊断師会発足より以前、戦前に、皇道佛教行道会という活動があったことは、「創祖」の項で申し上げました。行道袈裟は、その頃からあったもののようです。

 日蓮宗僧侶は、折五条と呼ばれる簡易な袈裟を用いることがあります。折五条は、明治八年(一八七五)に青森蓮華寺住職角田堯現師が意匠したもので、当時は、「たたみ袈裟」と称していたそうです。日清戦争の際、従軍僧が用い「従軍袈裟」とも呼ばれました。

 袈裟は、もともとはボロ切れを縫い合わせたものでした。しかし、佛教が北方の寒冷地へ伝播し、時代が下って行くと、僧侶や儀式の荘厳さを加える方向に発展して行きました。とは言え、盛装のまま日常の作務をすることも出来ませんので、同時に簡略な法衣も案出されました。

 現在、日蓮宗では直綴(じきとつ)素絹(そけん)などの衣に、五条、七条などの袈裟を掛けるのを正装とし、道服や布教服に折五条するを略装としています。

 創祖は、現代の服装に適合するよう、洋服の上に着用することを想定しつつ、僧俗の垣根を越えた霊断師に相応しくなるよう、聖徳太子の服装(かつて紙幣に用いられた肖像の原画となった奈良時代の「聖徳太子二王子像」)などを参考に、行道服を考案されたと言います。

 袈裟については、折五条は、一見たすきのように見えますが、五条を表すために五層となってます。偏袒右肩(へんだんうけん)と言って、右肩を露出していた袈裟の伝統を継ぐものなのですが、平淡で簡素なため、やや厳粛さに欠けるきらいもあります。創祖は、華鬘を意匠の肝要とすることとされ、行道袈裟を創案されました。

 同時に、法衣や袈裟の色によって示される僧階を表現する為、袈裟の布地や華鬘の色に区分を設け、霊断師の教階を示すものとされました。

霊断師の正装であるとともに、ユニフォームであり、シンボルであるのが、行道服であり行道袈裟なのです。

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